目次
- 結論:ClaudeCodeで全部解決した
- 参画直後のあるある放置プレイ
- ClaudeCodeとは
- 実際にClaudeCodeで解決したこと
- ClaudeCodeの使い方
- ClaudeCodeのメリット
- ClaudeCodeのデメリット
- 実際の成果と感想
- こんな人におすすめ
- まとめ:参画直後の放置プレイ対策
- 関連記事
結論:ClaudeCodeで全部解決した
結論から言うと、参画直後の環境構築で放置プレイされてもClaudeCodeがあれば乗り切れます。
正直、参画直後に「環境構築しといて」だけ言われて放置されるのは、システムエンジニア歴30年弱のわたしでも結構きついです。
でも今回、ClaudeCodeというAI開発ツールを使ってみたら、めちゃくちゃスムーズに環境構築できちゃいました。
この記事では実際に使った経験を忖度なく紹介したいと思います。
参画直後のあるある放置プレイ
よくある状況
新規参画で現場に入ると、こんな感じのことってありますよね。
「とりあえず環境構築しといて。READMEに書いてあるから」
そう言われて、いざREADMEを見てみると・・
- 情報が古くて手順通りに進まない
- 前提条件が書いてない
- エラーが出ても誰も捕まらない
- そもそもREADMEが更新されてない
案の定、ハマりました。
わたしの場合
今回わたしが参画したプロジェクトでは、こんな感じでした。
- Node.js 18が必要(手元は16)
- Docker環境のセットアップ
- PostgreSQLのセットアップ
- 環境変数の設定(サンプルなし)
- 初期データの投入方法が不明
しかも、担当者は会議中で捕まらず、Slackで質問しても返事がない・・
まあ、よくあることですよね。
ClaudeCodeとは
基本情報
ClaudeCodeは、Anthropic社が提供するAI開発ツールです。
簡単に言うと、ChatGPTのエンジニア特化版みたいな感じで、コードを書いたり、環境構築を手伝ってくれたり、エラーを解決してくれたりします。
他のAIツールとの違い
ChatGPTやGitHub Copilotと何が違うのかというと、こんな感じです。
ClaudeCodeの特徴
- ターミナル操作を直接実行してくれる
- ファイルの読み書きを自動でやってくれる
- エラーログを見て原因を特定してくれる
- 複数ファイルを同時に編集できる
- コマンドの実行結果を見て次の手を考えてくれる
つまり、「環境構築しといて」をそのままClaudeCodeに丸投げできるわけです。
料金
月額20ドル(約3,000円)で使えます。
正直、この金額で参画直後のストレスから解放されるなら安いと思います。
実際、わたしは個人で契約して使ってます。
実際にClaudeCodeで解決したこと
Node.jsのバージョン管理
「Node.js 18が必要だけど、手元は16」という状況でした。
ClaudeCodeに「Node.js 18をインストールして」と指示したら、nvmを使って勝手にインストールしてくれました。
nvm install 18
nvm use 18
こんな感じのコマンドを自動で実行してくれます。
Docker環境のセットアップ
docker-compose.ymlがあるものの、起動方法が分からない状況でした。
ClaudeCodeに「Dockerの環境をセットアップして」と指示したら、以下をやってくれました。
- docker-compose.ymlを読んで必要な設定を確認
- 環境変数ファイルを自動生成
- docker-compose upで起動
- エラーが出たら原因を特定して修正
特に助かったのが、エラーが出ても自分で解決してくれるところです。
環境変数の設定
.env.sampleがなくて、どんな環境変数が必要か分からない状況でした。
ClaudeCodeに「必要な環境変数を教えて」と聞いたら、コードを読んで必要な環境変数を全部リストアップしてくれました。
しかも、デフォルト値まで提案してくれたので、そのままコピペで使えました。
データベースのセットアップ
PostgreSQLの初期データ投入方法が分からない状況でした。
ClaudeCodeに「データベースのセットアップをして」と指示したら、以下をやってくれました。
- マイグレーションファイルを見つける
- マイグレーションを実行
- シードデータを投入
- 接続確認までやってくれる
案の状、スムーズに進みました。
アプリケーションの起動
環境構築が終わって、いざアプリケーションを起動しようとしたら、またエラーが出ました。
でもClaudeCodeに「エラーログを見て」と指示したら、原因を特定して修正までやってくれました。
具体的には、ポート番号の競合だったのですが、勝手に空いてるポートを探して設定を変更してくれました。
ClaudeCodeの使い方
基本的な使い方
ClaudeCodeは、VS Codeの拡張機能として使えます。
- VS Codeを開く
- 拡張機能から「Claude Code」を検索
- インストールしてログイン
- チャット画面で指示を出す
こんな感じで、めちゃくちゃ簡単です。
効果的な指示の出し方
ClaudeCodeを使う際、こういう指示の出し方がおすすめです。
良い指示の例
- 「READMEに書いてある手順で環境構築して」
- 「エラーログを見て原因を特定して修正して」
- 「このプロジェクトに必要な環境変数をリストアップして」
- 「データベースのセットアップをして」
イマイチな指示の例
- 「環境構築」(具体性がない)
- 「なんかエラー出た」(情報が少ない)
- 「動かない」(状況が不明)
具体的に何をしてほしいかを伝えると、ClaudeCodeがスムーズに対応してくれます。
実際の会話例
実際にわたしがClaudeCodeとやり取りした例を紹介します。
わたし: 「このプロジェクトの環境構築をREADMEに従ってやって」
ClaudeCode: 「READMEを確認しました。以下の手順で進めます。1. Node.js 18のインストール、2. 依存パッケージのインストール、3. Docker環境のセットアップ…」
わたし: 「Docker起動でエラーが出た」
ClaudeCode: 「エラーログを確認しました。ポート5432が既に使用されています。別のポート5433に変更して再起動します」
こんな感じで、会話するだけで環境構築が進んでいくのが衝撃的でした。
ClaudeCodeのメリット
圧倒的な時短効果
環境構築の時間が激減しました。
従来だと半日〜1日かかっていた環境構築が、1〜2時間で終わりました。
しかも、手を動かす時間はほぼゼロです。
エラー解決が早い
エラーが出ても自分で解決してくれるのが最高です。
従来だと、Googleで検索→Stack Overflowを読む→試す→ダメ→また検索というループでした。
でもClaudeCodeなら、エラーログを見せるだけで原因を特定して修正案を提示してくれます。
実際、わたしの場合はエラー解決にかかる時間が10分の1になりました。
ドキュメントを読む時間が減る
READMEや技術ドキュメントを読む時間が激減しました。
ClaudeCodeに「READMEに従って環境構築して」と指示すれば、勝手にREADMEを読んで手順を実行してくれます。
わたしはREADMEを読まずに環境構築が完了しました。
誰かを待つストレスがない
担当者が捕まらなくてもOKです。
従来だと、分からないことがあると誰かに聞く必要がありました。
でもClaudeCodeなら、24時間いつでも質問できるし、即座に答えてくれます。
個人的に、これが一番のメリットだと思います。
学習にもなる
ClaudeCodeが実行したコマンドを見ることで学習になります。
「あ、こういう時はこのコマンドを使うのか」という発見が多いです。
特に、自分が知らない便利なコマンドを教えてくれることもあります。
ClaudeCodeのデメリット
完璧ではない
100%正確ではないです。
たまに、間違ったコマンドを実行したり、的外れな提案をしてくることもあります。
とはいえ、人間のエンジニアも間違えるので、可もなく不可もなくという印象です。
月額料金がかかる
月額20ドル(約3,000円)かかります。
正直、会社が払ってくれないと痛いです。
とはいえ、わたしの場合は時短効果を考えると十分元が取れると判断して個人で契約しています。
日本語の精度がやや低い
日本語で指示を出すと、たまに意図が伝わらないことがあります。
英語で指示を出す方が精度が高い印象です。
とはいえ、日本語でも十分使えるレベルではあります。
プロジェクトによっては使えない
セキュリティポリシーが厳しいプロジェクトでは使えないことがあります。
コードをAIに見せることができない場合は、諦めるしかないです。
わたしの場合は、参画前に使用可否を確認するようにしています。
依存しすぎると危険
ClaudeCodeに頼りすぎると、自分で考える力が衰えるリスクがあります。
あくまで補助ツールとして使うのがおすすめです。
実際、わたしもClaudeCodeが提案した内容を理解してから実行するようにしています。
実際の成果と感想
環境構築にかかった時間
従来:半日〜1日(4〜8時間)
ClaudeCode使用後:1〜2時間
約6分の1の時間で完了しました。
しかも、自分で手を動かす時間はほぼゼロだったので、他の作業をしながら環境構築ができたのが最高でした。
ストレスレベル
従来:かなり高い(エラーが出る度にイライラ)
ClaudeCode使用後:ほぼゼロ(エラーが出てもClaudeCodeが解決してくれる)
精神的な負担が激減しました。
個人的な満足度
大満足です。
正直、もうClaudeCode無しの環境構築には戻れないと思います。
特に、参画直後の放置プレイ対策としては最強のツールだと思います。
今後の活用方針
環境構築以外でも使えそうだと思っています。
例えば、以下のような用途で使えそうです。
- 既存コードの理解(「このコードを説明して」)
- バグ修正(「このバグを修正して」)
- テストコードの作成(「このコードのテストを書いて」)
- リファクタリング(「このコードをリファクタリングして」)
実際、環境構築後も継続して使っている感じです。
こんな人におすすめ
新規参画が多いフリーランス
頻繁に新しいプロジェクトに参画するフリーランスの方には特におすすめです。
毎回環境構築に時間を取られるのは、正直もったいないです。
ClaudeCodeなら、環境構築を自動化できるので、すぐに本業に集中できます。
環境構築が苦手な人
環境構築が苦手という人にもおすすめです。
ClaudeCodeに任せれば、環境構築の知識がなくても大丈夫です。
時間を有効活用したい人
環境構築に時間をかけたくないという人にもおすすめです。
ClaudeCodeが環境構築をしている間に、他の作業(ドメイン知識の学習、既存コードの理解など)ができます。
放置プレイされやすい人
参画直後に放置プレイされやすいという人には特におすすめです。
ClaudeCodeがいれば、誰も捕まらなくても自力で進められます。
わたしのように、放置プレイのストレスから解放されたいという人にはぴったりです。
まとめ:参画直後の放置プレイ対策
ClaudeCodeは、参画直後の環境構築を自動化してくれる最強のツールです。
ClaudeCodeのポイント
- 環境構築を自動化できる
- エラー解決が早い
- 誰かを待つ必要がない
- 時短効果が高い
- ストレスが激減
使う際の注意点
- 完璧ではない(内容を確認してから実行)
- 月額料金がかかる(約3,000円)
- セキュリティポリシーを確認
- 依存しすぎない(補助ツールとして活用)
最終的なアドバイス
参画直後の放置プレイは、システムエンジニアあるあるです。
でも、ClaudeCodeがあれば、誰も捕まらなくても自力で環境構築ができます。
月額3,000円で参画直後のストレスから解放されるなら、十分価値があると思います。
実際、わたしは個人契約して使ってますし、今後も使い続ける予定です。
放置プレイに悩んでいる方は、ぜひ一度試してみてください。
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